青ペンコーチの「やる気偏差値向上メソッド」燃え尽きない学習支援

青ペンコーチの「やる気偏差値向上メソッド」燃え尽きない学習支援

青ペンコーチの佐々木です。

今回は「燃え尽きない」学習支援ということで解説していきたいと思います。

青ペンコーチの「やる気偏差値向上メソッド」燃え尽きない学習支援

前回から目標達成できない6大要因を解説してまいりましたが、今回が六つ目の要因の「目的が不明瞭」です。それによって目標達成できないということついてご説明しておきたいと思います。

ダイエットと英会話

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実はコーチングには2大テーマというものがあります。

  • ダイエット
  • 英会話

この二つが継続できない、目標としていた成果まで達成できないといった内容でコーチング依頼がかなりの頻度で来ます。

でも皆さんに考えていただきたいのですが、ダイエットでやることは3つしかありません。

  • 適切なカロリー制限
  • 適切な運動
  • 規則正しい生活

この三つだけをやれば間違いなく体重は落ちるはずです。

ですがなかなか目標達成できないから逆に無理して高額な支援を受けられるサービスに投下します。せっかくここまでお金を投下したなら、もう絶対やり抜くしかないということで、自らを追い込むような環境でダイエットに成功するなんて物語がいろんなところで喧伝されています。

ダイエットは極めてシンプルです。適切なカロリー、適度な運動、規則正しい運動の3つだけですよね。

英会話どうでしょうか?

英会話もそうですね。今や学習素材は無料でいくらでも手に入るわけです。しかもネイティブ先生との英会話も、月々5,6千円出せば毎日30分間ずつぐらいできるわけです。こういったことを地道に真面目にやっていれば、絶対英会話なんてできるはずなんです。それでもなかなか続かないのはなぜかでしょう?

そして例えば英会話をする場合を考えると、どこであるか、誰とやるか、どういう方法でやるか、というようなことはたくさんのメソッドがあります。その中からどれを選ぶかという話になりますが、どれを選んでもうまくいかないという事が起きています。じゃあそれはなぜでしょう?

Doの先のBe

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それは英語が話せるようになったことで、その先どんな人生が広がる、どんな人生を過ごしたいといったような”Be”がないからです。

つまり自分がどうなりたいか、それからモデルとなる人はどういう人か、ということが明確にありません。明確にないから、1日20個単語を覚えるということを決めていたとしても、ちょっと忙しかっただとか、ちょっと体調が悪いからだとかで、どんどん3日坊主にしまうということですよね。

でも、英会話の先の”Be”を明確に持っている人は長続きします。ダイエットもそうです。綺麗なドレスを着て何を得られるのかということです。

それが明確にある人は、ダイエットもカロリー制限、適度な運動、規則正しい生活、つまり前回で言う”嫌い”が選択肢になっても継続させられます。

言い換えるとWhy?なぜ?というのが明確な人は、努力が継続できて最終的な成果が得られます。DoやHowじゃなくてはWhyを持つ人が強いと言うことですね。

レンガ職人の寓話

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これはイソップの寓話にも出てくる話ですが、通りがかりの人がレンガ職人たちに尋ねます。

「あなたは何をしているのですか?」

一人目のレンガ職人はこう答えます。

「見ればわかるだろう。まあ親方に言われて”レンガ”を積み上げるだけだ。まあこんなのはもう大変だからいい加減こりごりだよ。」

二人目のレンガ職人はこう答えます。

「レンガで壁を作っているのさ。大変だけれどもお金になるからやっているのさ。」

三人目のレンガ職人はこう答えます。

「みんながお祈りできるような”大聖堂”を作っているのさ!こんな仕事に就けて光栄だよ!」

みなさんがお願いするとしたらどのレンガ職人にお願いしたいですか?間違いなく三人目の人ですね。

例えば、大聖堂を作っている間に地震で積み上げたレンガが崩れ落ちたとしても、おそらく三人目の人は何の疑いもなく「これが俺の生き甲斐だ!」と再び黙々と積み上げることができるでしょう。

ですが、一番目の人は「親方に言われて嫌なことをやってきたのに、今までやったことが無駄じゃないか!」と心が折れてしまうでしょう。

二番目の人はお金目的、これは目標だけれども、その先にBeがないので「賃金が下がったならこの仕事は辞めてしまおう」みたいな感じになりがちです。

だからBeを持つことが目標達成には重要だということの寓話の一つでした。

内発的な動機は継続する

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Beを持つことの重要さを学習の心理に置き換えて説明します。ある生徒の事例を紹介させていただきます。

その生徒は慶應SFCに行って自分のやりたい研究をしようと非常に高いモチベーションを持って臨みましたが、残念ながらその年は不合格でした。

しかし、その生徒は明確な目的意識がありました。どういったものかと言うとSFCに入って若者の有権者の意識を高めるようなアプリを作って、若者の主権者教育をやりたいと考えていました。

ですが残念ながら入学が叶わなかったので、日本のグローバル系の大学に行きました。

そこで海外からの留学生と日本の学生の政治意識やグループディスカッションでの発言力の歴然とした違いを見せつけられました。彼はやはり若者有権者意識を上げるような仕事に携わるのが自分のBeだと再想起しました。

それでわずか四か月後ぐらいに私のところに彼から連絡があり、再びそういう学部への3年時編入を目指してまた頑張りたいと言いました。

当然3年編入だと、評定平均も高く維持する必要があるので、一生懸命勉学に励みました。それから寮のフロア長という非常に倍率の高い役職にも選抜されました。学業も生活態度も優秀だということで、見事その志望理由をそのまま若干スライドしただけで、難関国立大学の教育学部に編入することできました。

彼は一度AO入試で第一志望の慶應には落とされました。しかし内発的に動機づけをされて学習意欲や自分のミッションを持った人間というのは、ずっと燃え続けられます。たとえAOや推薦で心が折れたとしても、それは編入でリベンジできるし、就活でもリベンジできます。彼はその典型だと思います。

結局その志望理由を聞かれるわけですから、志望理由を綿密にこう我々と青ペンコーチと練ることによって、だんだんと内発的に動機付けされます。

仮にそこで落ちたとしても、高校受験でリベンジを果たせたりだとか、高校でダメでもAOでリベンジを果たせたりだとか、ということが充分考えられます。

人から言われた学習ではなく自分でこれをやると決めてミッションに置き換わった場合、ずっとその感覚が残っていますから学習に対しても動機付けが意地し続けられます。

実際、AO入試で受かった人は、入った当初は一般入試で入った人よりも学力的に若干的に低いですが、数年後の変化を見ているとどこかでその一般学生を抜くといったら論文が何本か書かれています。

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やっぱり一般入試の人というのは、多くの場合まあここには行けるかなと、偏差値主導で行っています。ですから合格した時はいいですけれどもそこの目的しかないから、試験なんかでちょっとしくじっただけで一気に燃え尽きてしまうといった話をよく聞きます。

入試改革後は一般選抜の方でも志望理由や高校生活が問われます。やはりDoの先にあるBeを見せるということが非常に重要じゃないかと思います。

まとめ:Beをもつ

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今日のまとめです。

一つ目に目標の先の目的を明確化するということです。

そして二つ目に、やり方に迷ったらDoにフォーカス、動機が落ちてきたらBeにフォーカスすることです。

これがコーチングの鉄則として言われています。

あのお子さんの教育にもこういう法則を利用しながら向き合っていただければ、お子さんの学習意欲をずっと継続させることが出来るのではないかと思います。

他にもいろんな教育の法則ついて解説していきますので、ぜひ他の記事もご覧になってください。

本記事は以下の動画を元にしています。合わせてご覧ください。

 

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