こんにちわ。すべての人にコーチングを受けられる環境を創る佐々木です。
第一回目となる今回は『夢を持ってはいけません』というタイトルでお話したいと思います。このタイトルだけ聞くと、「えっ、世の中と逆行してんじゃん」って思う人がいるんじゃないでしょうか。
そう、社会では「夢を持ちなさい」「好きなことで仕事をするのが幸福な人生」とか、夢を持つことの奨励メッセージであふれています。
では何で夢を持ってはいけないのか。そんな話をしていこうと思います。
なお、今回お話する内容は私の著作『夢を持ってはいけません』の内容を、わかりやすく簡単に現在の私の視点からお話したものです。
なぜ夢を持ってはいけないのか
なぜ、夢を持ってはいけないのか。
一言で言うと、やりたいこと、なりたい姿を「夢」といっているうちは夢は実現できないからです。
いま1月も終わろうとしています。
さて、みなさま1年の計を今年も立てた方がかなりいらっしゃると思うのですが、年始からその夢に対してどのくらい進んだか。1回でも振り返った方いらっしゃるでしょうか。
多くの方はノーですね。
もしイエスならそれはもはや夢とはいいません。
夢ではなく目標というものです。
なぜなら振り返りは真剣に取り組んでいる人だけが実践するものだからです。
つまり、「夢」というのは、そもそも実現性を求めて行動していない理想を言います。
そんなものは、持たない方がいいわけです。
もし、理想を持つならば、実際にその「夢」を叶えるために行動に移す「目標」を持つべきです。
もう一点重要なのは、日付けを入れない夢ばかり追いかけていると、達成する確率が低くなります。
「あいつは伸びてるのに俺は変らない」
「あの人は特別。俺は違う」
そして、自己嫌悪に陥ります。
本気になって行動に移せない夢を持って自己嫌悪になるくらいなら、最初から持たないほうがいい。
しかしどんな人間にも成長志向はあるので、憧れや理想を持つのは当然。
であれば、そこに日付けを入れて真剣勝負しましょうよというのがメッセージです。
夢ではなく目標をもつ
ここが今回の重要なメッセージです。
そう、夢を持つのなら振り返りの習慣をつけて目標にしなさいということです。
もっとわかりやすく言えば、夢に日付を入れて目標にしなさいということ。
日付けを入れた瞬間に夢が目標になります。日付けを入れた瞬間に振り返りが習慣化されます。
「世界一周したい!」は夢か目標か
たとえば、お金をためて世界一周旅行をしたいというのは夢でしょうか目標でしょうか。
そう、夢ですね。
いつまでに旅行をするという明確な日付が無い。
「東大に合格する!」は夢か目標か
では東大に合格するはどうでしょうか。これは目標ですね。
なぜなら高3の1月に受験を控えているのでそこに向けて学力を上げることが命題となるからです。
そのために高1のころには学力をここまで上げて高2はここでという風にマイルストンを置く。
日付をつけて目標を立てる!日付が持つ魔力
日付というのはとても不思議な魔力をもっています。
わかりやすい比較を一つ紹介します。
あなたは冷蔵庫に入った200円の牛乳と、机の中にしまっている2000円の英会話教材。
そのどちらに価値をおきますか?
普通に考えれば2000円の教材ですね。
ところが多くの人がこの手の教材は最後まで進めず塩漬けにしてしまっています。
一方でたった200円の牛乳に対しては常に賞味期限を気になって腐らせないように消化しようとします。
なぜでしょう。
そう、日付があるからです。
使用されない英会話教材は机の中から「お~い、いい加減使ってくれよ!」とも言わないし放置されて異臭を放つこともありません。日付のないイベントには人はコミットしにくいものなんです。
ではなぜこの日付は人を真剣にさせる効果があるのでしょうか。
おそらく人の命が永遠でないからじゃないでしょうか。
もし人の命が永遠なら日付けという概念さえなくなります。
まとめ
世の中で成功している人は間違いなく夢ではなく目標を持った人です。もちろん、夢に日付けを入れた目標にしたところで必ずそれが達成するとは限りません。その背景はまた別な機会でご説明しますが、いずれにしても夢に日付けを入れるのは必要最低条件です。
「夢」に日付をつけて「目標」にし、自分の理想を実現しましょう!
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