「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!

「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!

こんにちは、青ペンコーチの佐々木です。

前回、皆さん方には私の質問動画によってコーチングを疑似体験してもらいましたが、そこでいろんな気づきや感じたこと、疑問に思ったことが生じていると思います。

それについて一つ一つ解説していきます。

コーチング経験者の3つの感想

「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!

まず長年の経験から、コーチングの疑似体験をした人は必ずこういったことをいいます。

まず一つ目は「言葉にすることで、モチベーションが上がった」ということですね。

私がコーチング的に質問し、それに対して答える。すると「答える中でどんどんモチベーションが上がってきた」といったような感覚を得られたということですね。

二つ目は「まだ自分が本気でないことが分かった」ということです。

例えば、

「自分の自信は何パーセントですか?」
「そのギャップを埋めるために何をやりますか?」

などと尋ねると「自分はもっとできるはずなのに本気で取り組めてないな」と気がつきます。

私の質問に答えるプロセスを通して、まだまだ自分には使える資源がたくさんあるということや、目標に対して動けていない自分がいることを認識し「まだ自分が本気でない」と分かるわけです。

それから三つ目としてよく言われるのは「やるべきことが分かった」 ということです。

どうしても自分だけで考えて、目標設定して、行動計画を立てて、なんてやっていると自分の思考の範囲の行動計画しか当然立てられませんよね。

でも「モデルとなるような人があなたの立場だったらどんなことをしますか?」あるいは「お金や時間の制限がなかったら何をやりたいですか?」のような質問をすると、

皆さん方のいつも考えている常識の枠を超えた先のアイデアが出てきて、そこから何かヒントを得られる、ということがよくあります。

こういった気付きを得られるものがコーチングです。

これらは大人しか答えられないような問題ではなくて、これはお子様だって思考すれば、ちゃんとこういう答えは出てきます。

子供達を信じて、思考するのをじっくりと待ち、出てきた答えを承認し、背中を押す、

この役割を大人が果たしていかなければなりません。

目標達成できない6大要因

「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!

上でお話したことを踏まえると、目標を立てて達成できない要因というのは大まかに6つあります。

  1. 無理な目標設定
  2. やり方が間違っている
  3. 気づいていないから諦める
  4. 信じていない
  5. 本気でない
  6. 目的が不明確

これら一つ一つについて説明していきます。

まずは「もともと無理な目標設定してないか?」を考えてみましょう。

やる気のないお子さんは成功体験が足りていません。高い目標を設定しても、成功体験がないために粘り強く取り組めません。

私たちが最初にやるのは

「どんな小さな目標でもいいから、まず確実に達成できるような目標を設定する」

ことです。

「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!
小さな小さな目標だったとしても、最後までやり遂げたという達成感を味わわせることで”体温”(→情熱・モチベーション)を高めていきます。

アメリカの心理学者のアルバート・バンデューラ(Albert Bandura)氏が研究で唱えた『自己効力感』という用語があります。

自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%8A%B9%E5%8A%9B%E6%84%9F

全てのやる気はこの自己効力感に起因すると言っても過言ではありません。

自己効力感を育む4つの方法

「やる気偏差値」は小さな小さな成功体験から!
自己効力感、つまりやればできるという感覚をどうやって育むのかについては方法が4つあります。

  1. 達成経験
  2. 代理的経験
  3. 言語的説得
  4. 情緒的覚醒

一つ目の『達成経験』とは、それが小さな小さな目標を立てて達成していくプロセスの積み重ねです。

二つ目は『代理的経験』です。

例を挙げるなら、その子の友達が成功した姿を目の前で見たときに「あいつができるなら、自分にもできるかも?」と思う感覚です。

三つ目は『言語的説得』です。これは単純な話で、「お前絶対できる!」と目を見て真剣に言う。たったこれだけなのです。

ここまで「過去の成功経験が〜」などととたくさん並べてきましたが、やはりこの『言語的説得』が非常に重要です。これはまた別の回で詳しくお伝えします。

最後の4つ目は『情緒的覚醒』です。これはいわゆるリラックスした雰囲気の中だと自己効力感がやる気が出る(→自己効力感が上がる)といったことです。好きな音楽を聞くとモチベーションが上がるなんて話は皆さんにも経験がありますよね。

以上、目標達成できない6大要因と達成経験についてお話しました。

今回のタイトルにあるように「小さな小さな目標達成」を積み重ねることで達成経験を得て、そしてより大きな目標を達成できるようになります。

今回触れなかった他の項目についてはまた別の記事で一つ一つ解説していますので、ぜひそちらもご覧いただければと思います。

本記事は以下の動画を元にしています。合わせてご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=2Z3my1kivmM&t=8s

 

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