「やり方」が間違っていれば努力は実らない

「やり方」が間違っていれば努力は実らない

 

 

青ペンコーチの佐々木です。

前回は「目標達成できない6大要因」とそのうち1番目の「もともと無理な目標」に関して解説をしました。

「やり方」が間違っていれば努力は実らない

 

今回は2番目の「やり方が間違っている」についてご説明しつつ「実る努力と実らない努力」について解説して行きたいと思います。

今一度努力のやり方を確認し、やり方を変えることで一気に成果が上がるかもしれません。

 

努力のやり方をチェックしよう

「やり方」が間違っていれば努力は実らない

皆さんの周りでも、一生懸命努力しているけれどもなかなか結果として成績に現れないお子さんが何人かいらっしゃるかもわかりません。

そういう場合は、今一度勉強のやり方を見直してみる必要があります。

AO推薦入試の例を紹介します。

我々のサービスとしてはAO推薦入試合格の支援をさせていただいています。

しかし、生徒さんからは通常の学校の勉強のイメージで5教科のバランスを揃えようとして「私の弱い教科を補ってください」みたいなことをよく相談されます。

いやいや、そうじゃない。

AO推薦入試は一点突破で一つのところめちゃくちゃ尖らせて、誰にも代え難いような人材になって、そこを評価させるのがAO入試だよ。

といったことをお伝えすると、納得感を得てそこに向かって努力していくわけです。

逆もまたしかり、例えば国公立のAO推薦入試であれば足切りでセンター試験を科すところがあります。

その場合は、一点だけを尖らすのではなく、ある程度は五教科を揃えていくといったようなことも対策が必要になってきます。

それが正しいやり方のチェックということです。

 

思考力を育むようなコミュニケーション

「やり方」が間違っていれば努力は実らない

もう一つ、我々のサービスとしては公立中高一貫受験対策を支援させてもらっています。

中高一貫の試験というのは適性検査と呼ばれるものがあります。

まず対比として、従来型の一般的な私学受験では、つまり問いに対して、どの数式を与えて、どういう風に答えていくか、その解法をいかにたくさん覚えているか、それが点数を稼ぐポイントになります。

一方の、中高一貫の適性検査というのはそういう問題ではありません。

例えば、a地点からb地点まで、途中の各地点間にどれくらいの距離があって、どれくらいのお金がかかるかといった条件がいくつか渡されます。そしてその図表の数値を読みながら最適解を求めきます。

これには情報処理能力というものが求められるわけですよね。ですから中高一貫の試験は通常の受験対策だけでは絶対に無理です。

記述問題にしても、一般的な記述試験では論文の本文に傍線があり、傍線部における作者の意図を文中から読み取って答えなさい、といった問題が普通ですよね。

しかし、中高一貫の適性検査の場合はそうではありません。

作者がこういう意図でこういう発言しました。では「あなたが作者だったらどういう対策を練りますか?」「あなたが作者だったらどういう風にその相手を説得しますか?」のように『自己表現力』が求められます。

つまり常に家庭あるいは学校の中で大人とお子さんが対話をしながら思考力を育むという、日常的な訓練が必要になるわけです。

ですから、お子さんが一人でコツコツと知識を暗記するだけではなく、+αで常にお子さんの思考力を育むようなコミュニケーションが求められると言うことです。

例えば、お子さんがパソコンで料理レシピを見ながら「このケーキ作るんだ!」などと楽しそうにしていたら、

スッと横に座って「それ美味しそうだね!じゃあ1000円あったら何人分が作れるかな?」といったことを問いかけたりだとか、

あるいは「もし料理に使える時間が40分しかなかったら、レシピのどの工程を省略したらいいと思う?」みたいなことをちょっと問いかけたりだとか、

そういったコミュニケーションを取り入れていく必要があります。

授業の予習で自己効力感が得られる

https://www.youtube.com/watch?v=Yk202l6gSyg

前回は目標設定についてのお話をしました。ポイントとなるのは自己効力感で、それを得るには成功体験が非常に重要になるとお伝えしました。

自己効力感、つまり「自分はやればできる!!」という思いを獲得させたいのであれば、学力を定着させるような復習よりもむしろ予習をさせてください。

予習をして授業に臨むと「あっ、俺この授業めちゃくちゃ分かるじゃん!」といった感覚を抱きます。

そうすると、授業の中には予習しただけではわからないポイントがあるので、そこを集中的に聞くことができるし、その後の復習も非常に効率よくできます。

復習は学力の定着には非常に良いのですが、その学力の定着の成果が感じられるのは次の小テストや定期考査です。テストがあるときまで成果が分かりません。

復習でここまでの授業内容がわかったとしても、また次の授業ではまたついていけなくなる。その繰り返しだと途中で心が折れてしまうかもしれません。

もちろんお子さんの状況にもよるのですが、もしも「授業が分かった自分ってすごい!」という風に思わせるのであれば。予習をやるというのも一つのやり方です。

まとめ:最良の手法を探る

最後に本日のまとめです。一つ目は目標達成に最良の手法を選択しているか、そして二つ目はその子にとって最良の手法を選択しているか

極めて当たり前のことですけれど、今一度チェックしていただければ、また違う活路が見いだせるのではないかと思います。

他にもお子さんの学習法についての記事がありますので、ぜひそちらもご覧ください。

本記事は以下の動画を元にしています。合わせてご覧ください。

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